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2005年9月 2日 (金)

めぐりあう時間たち~The Hours

1923年イギリス、リッチモンド『ダロウエイ夫人』を書くヴァージニア・ウルフ(二コールキッドマン)。

1951年アメリカ、ロサンゼルス『ダロウエイ夫人』を愛読する主婦ローラ。

2001年現在のアメリカ、ニューヨーク。ダロウエイ夫人さながらの人生をおくっているクラリッサ。

別々の時代に生きる3人の女性が『ダロウエイ夫人』というストーリーを通してつながっていた。その他にも三人三様のキス、これが深い意味をもっている。花も意味をもって3人の前に登場してくる。そして最後に判明するローラとクラリッサとの接点、これは憎いほどの演出。ほとんど語られることのなかったリチャードの生い立ちについて想像すればするほどいろいろなエピソードが頭に浮かんでは消えていった。

そして冒頭の1941年イギリス、サセックス。1923年から1941年にかけて、いやその期間だけのはなしではないのかもしれないけれど、ウルフに何があったのか?これもまた語られないストーリのひとつ。

二コールキッドマンはこの作品で弟75回アカデミー主演女優賞を受賞した。彼女の演技は確かに凄い。でも、ジュリアン・ムーアもメリル・ストリープも負けていない。この3人の存在感あってこその作品だった。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

検索で貴記事を発見!拝読させて頂きました。

>リチャードの生い立ちについて想像すればするほどいろいろなエピソードが頭に浮かんでは消えていった。

決して多くを語り過ぎず、観る者をして想起させる手法が、
何度観ても飽きさせない傑作を生んだのかもしれませんね

ということで、是非、私の記事、TBさせてくらさい。
(ブログの趣旨にそぐわないと判断された場合には、遠慮無く削除して下さいませ)

投稿: カゴメ | 2005年11月 2日 (水) 21時37分

カゴメさん、はじめまして
あたしのレビューは簡単すぎますよね。

投稿: ゆき | 2005年11月 3日 (木) 23時29分

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» めぐりあう時間たち [シネマ日記]
作家ヴァージニアウルフニコールキッドマン自身の人生と時を隔てて彼女の作品「ダロウェイ夫人」を手にした女性、その主人公と同じ名前の女性を同時に描く。原作も読みましたが、映画も原作も「文学」として非常に優れていると思います。 この3時代に生きた女性たちの接点は何なのか?それぞれがパーティーの準備をしていることと、時代は違ってもそれぞれが生きることへの悩みを抱えている…それだけで接点と言えるだろうか?生きることへの苦悩なんてたくさんの�... [続きを読む]

受信: 2005年9月 5日 (月) 09時17分

» ★「めぐりあう時間たち」、死をも肯定する生命力★ [★☆カゴメのシネマ洞☆★]
「めぐりあう時間たち」 (2002) 米 THE HOURS監督:スティーヴン・ダルドリー製作:ロバート・フォックス スコット・ルーディン製作総指揮:マーク・ハッファム原作:マイケル・カニンガム脚本:デヴィッド・ヘア撮影:シーマス・マッガーヴェイ美術:マリア・ジャーコ....... [続きを読む]

受信: 2005年11月 2日 (水) 21時40分

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