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2016年6月12日 (日)

ヨイ豊/梶よう子

本の厚みに手を出す気が失せつつも読み始める。
幕末、この時代はあまり好きではない。
更に、絵師のことはあまりわからないし、一門、同じような名前で登場人物というか名前だけ出てきたりすると覚えきれない。
相関図つけとくれ!

浮世絵師のはなし。
時代とともに衰退して、自分の才能をうらやみ、弟弟子の能力に嫉妬する。
こんな言葉だけでは足りない関係性も有り、江戸が明治になることで、徳川の世を写す浮世絵を嫌う政府、印刷技術の革新で、関わりのある職人が廃業していく…悲愴感に溢れてるよ。

今年の直木賞候補作だから読んだ。
梶よう子さん自体初めて、登場人物の心の内がありありとわかる、表現力豊かな作者だと印象をもった。

終章の雅之助のシーン、八十八も昨年亡くなって、江戸と明治を生きた人の語りようのない人生にうるるときてしまった。


2016R-15(201606)

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